春のワークショップ開催報告2

未就学児向けのワークの後は小学生向けの3日間のワークショップを開催いたしました。
環境、動物、食べ物、自然をテーマにした3日。
大きな視点で語ったり、観察と探究の視点で語ったりする豊かな時間が持てました。
こうして仲間意識を育めることは貴重な機会だと感じます。

Day1.  人が作ってきた物を考える
Day2. 都市、暮らしを考える
Day3. 不耕起栽培の畑を見学

1日目
これまで人が作ってきた物を見て、考える時間を持ちました
知識としてはいろいろと知っているこどもたち
仲間と一緒に知識の共有と共感をしています
粘土があるからこの中から何か作ってみようか?
と提案すると、「土器を作りたい!」の声が多数
早速土器づくりが始まりましたが、上部に向けて口が広がるデザインを完成させることはとても難しいことがわかりました
「なんでこんなに大変な形を時間を掛けて作ったんだろう?」「神様に向けて作ったのかな?」など
土器に対する考えが一歩深まる時間が持てました

2日目
作ってきた物を踏まえ、より便利に暮らしを営む私たちの暮らしと、他の生き物に関し考えを巡らせました
「ヒト以外の動物の住むところがなくなっちゃう」「ヒトはもっと動物の暮らしを考えなくちゃいけない」
と想いを共有するこどもたち
その後、環境保全や、現代の暮らしに疑問を持ち、実際に行動している人たちがいることや、そのやり方、表現の仕方をいくつか共有しました
「僕たちも今から始めよう!」「海でゴミを拾って作品を作ってみる!」と
早速ビーチへ向かい、ゴミ拾いへ
ビーチから戻ると「ゴミを捨てるな!の看板の下にゴミが落ちてた、配慮できない人がいる」「海のゴミは小さすぎて作品作りに向かない」など、地域によりできることが変わることにも気づいたようです

3日目
他の生物と共存して暮らす「ふるさとファーマーズ」石井さんの畑へお出かけしました
出掛ける前に市販の土の観察をしています
ふわふわしている
虫が居なくて良いね
においが臭い
など感想を共有
新鮮な感覚を持ったまま畑へ行きました
「思っていた畑と違う!」「ミミズ、モグラの気配があった」「たくさん虫がいた」「鳥とか虫と一緒に野菜を食べてて良い」など瑞々しい感想がたくさん聞かれました
みんなはどちらの土で暮らしたい?の質問に、
「畑の土!湿ってて温かかった」「畑は色んな生き物がいた」「香りがなかったり、場所によって変わったりした」など聞かれました
生き物を支える、生きた畑に触れ様々な感覚で刺激を受けたようでした

Day3.でご協力してくださった石井さんの畑の情報はこちらから