自然の中で遊ぶ☞いっぽ深める

畑や園庭遊びの中で野草に触れたり、土や泥に触れるこは多いですね
鬼ごっこの途中でふと足元に目がいって、草花を摘み始める姿もみられます
そのままいわゆる「wonder」の世界に委ねて旅をさせる時間を持たせた後、もしそのこが「みて?」とした時
どのように声を掛けたら更に「面白く」なるのか
面白さの基準はその時間を共にする私たちも「面白がれるか?」がポイントになってきます

「この葉っぱはちくちくする 季節が変わると消えてなくなる 春になるとまた生えてくる 土の中で待ってたんだよ」 虫の飼育の経験から考えたのかな?
「土の中には根っこがある」「でもこれはアリの巣みたいだよ」
草花の葉、茎、花に興味を持った子は、次に根っこに興味を持ち始めます

根っこの観察をしてみよう と提案
透明の容器に水を入れて根を洗ってから観察
草の背の大きさによって根の大きさが変わるけど、根の長さは草の大きさと関係がなさそう
など、植物の不思議を味わいました
そもそも根を洗う行為にもこども達の「水がきたない」発言から始まったもの
きれいな水、きたない水の比較へと遊びが広がります

こっちの水は少しきれい!
こっちは泥だぞ
こっちは色が少しついてるよ?
何がきれいで何がきたない?どうしてきたないと思う?

など、草花や根の観察と同時進行で水と自身の感性を知る時間を過ごします

自然素材がふんだんな環境の中で遊ぶこと
ここで重要なのは
声を掛けるタイミングと量と質
この塩梅を個性によって変化させていくこと

自然環境の中だからただ遊ばせて「楽しいね、気持ちいいね」からいっぽ深める
この塩梅と湧き出る新しい理論に、大人も共に面白がれるようになると良いですね